所属している大学の研究室で、仮想環境ホスティング(Hyper-V)のためのサーバーを買うことになりました。話題のAMD Ryzenを使ってみたかったので、Ryzenで構成案を出したところ採用され、めでたくRyzenマシンとなりました。
私の考えるRyzenの最も大きな特徴は「ECCメモリー対応」という点です。サーバーならECCメモリーは必須だよね?
構成
- AMD Ryzen 7 1700X
- ASUS Prime X370-Pro
- RAM 32GB DDR4-ECC
- CenturyMicro CD16GX2-D4UE2400
- SSD Crutial 480GB
- SSD Intel M.2 256GB
- HDD HGST 4TB x2
- Seasonic SS-760XP2S
- Antec P280
- GeForce GTX770
- Pioneer BDR209BK/WS
- Intel GbE DualPort NIC PRO/1000 PT
Ryzenは本当にECCメモリー対応なのか?
少なくとも今回の構成ではECCメモリーが使用可能です。おそらくエラー訂正も有効だと思われます。ただし、現時点では、Linuxを除き、ECCが有効になっているという証拠を確認できていません。
Linuxカーネルのバージョンが4.10以上(4.1ではない)の場合、LinuxカーネルのEDAC機能がRyzenに対応しています。EDACというのは、ECCでメモリエラーを検出したときにLinux OS側に通知する機能みたいです。
(参考URL:https://www.reddit.com/r/Amd/comments/5z7139/officially_confirm_from_asrock_x370_boards_run_in/)
EDACはメモリエラーが発生したときにOS側に通知する機能であって、EDACに対応していないOS(Windowsなど)でも、ECCはハードウェアで処理されるので、メモリエラーを通知してくれないもののECCは有効になっているのではないかと思います。(ECCってOS側の対応も必須なの?)(詳しい人教えて)
たのしいHyper-V
Ryzen+仮想化はいいぞ。
VMのディスクイメージをM.2 SSDに置くとVMのWindows 10が10秒で起動するのでヤバい。最高。
最新のvmware ESXiではRyzenに対応しているので、Ryzenは仮想環境でも最適ですね。
まとめ
Ryzenは8コアで仮想マシンたくさん動かせて、しかもECCメモリー使用可なのでサーバー用途でも素晴らしい。
これでIPMIによるネットワーク経由でのコントロールに対応して、PCI-E x8がたくさんあるマザーボードがあれば本当に最高なんだけどな。
そのうち10GbE NICを導入してあげたい。研究室で10GbE使いたい。
WindowsでもZFS使いたい。