軽率に電気自動車を買った (三菱 i-MiEV)

軽率に三菱 i-MiEVを買いました。日産リーフが欲しくてネットで中古車調べてたらi-MiEVのよさげなやつ見つけて、実物を見たくなったので中古車屋行ったらメチャクチゃ良かったのでイヤッッホォォォオオォオウ!衝動買い!

詳細

HA3W 三菱 i-MiEV ベースグレード

  • 初回の車検登録 平成22年1月
  • 購入時点での走行距離 29000km

前の持ち主は市役所だった。青色回転灯つけて防犯活動に使っていたらしい。

生き別れの兄弟との再会

値段

車を買うのにかかった費用

  • 本体 380000
  • 手続き諸費用 190000
  • 合計 570000 (税込)

車検なしだったので、整備と車検の値段が諸費用に含まれている。

オプション

一緒に下記のオプションも付けた

  • ドライブレコーダー 50000
  • ボディコーティング 65000
  • オプション値引 -30000

ドライブレコーダーは自分で買って取り付けりゃいいから買わなくていいんだよな~と思ったが、コーティングとドライブレコーダーがセットだと値引きだというのでやってもらった。2カメラで前後同時撮影するタイプだった。

航続距離

航続距離は、エアコン切って、それなりにエコドライブを考慮して流れに乗りつつも加減速を少しゆるくしつつ、回生ブレーキを最大限活用するようにして、バッテリー残容量が限界近くまで走ればギリギリ100km超えられるかなという感じ。

エアコンつけて元気よく走って70~90kmくらい。

暖房をつけるとメチャクチゃ航続距離が落ちると聞いて戦々恐々としていますが、まだ冬が来ていないので知りません。

隣の市のクソデカショッピングセンターに行くには十分な距離だけど、県を超えてドライブとかは厳しいね。150kmくらい走ってくれればなあ。

EvBatMonで調べたところ、バッテリーの容量は新車時の65%程度っぽい。かなり消耗が進んでますね。10.5kWh SCiB電池のi-MiEVと同じぐらいの容量か?

新車登録してから年数立っているので、三菱の駆動用バッテリー容量保証(激安でバッテリー交換できる)の対象ではない。悲しいなあ。

EvBatMonのスクリーンショット。BatteryCondition 64.79というのが、新車時からのバッテリー容量の消耗具合を表す。単位は%。あとは、新品バッテリーの容量が48Ahなので、31.1/48=64.79%となる。
少し電池が減った状態での予想航続距離83km
満充電で予想航続距離109kmが出た。そんな走らないと思うんですが

充電について

普通充電

自宅では100V15A(1.5kW)で充電してる。15Aが連続して流れるやつに普通のコンセントでは明らかにダメだと思うので、配電盤から分岐なしで直接来てるエアコン用の100V20Aのコンセントを使っている。1.6mmVVFではなく2.0mmVVFで配線されてるやつ。 説明書の警告を無視して延長コードつかって充電してるけど、触ると「ぬるい」と感じる程度には発熱する。延長コードは束ねたり丸めたり巻いたりした状態でつかっちゃダメです、燃えます。

まぁ、1/3程度に減った状態から充電して、12時間後に見たら終わってた。

従量電灯Bの30.02円/kWhの電気代がつらいので、新電力の申し込みをした。今はスマートメーターの取り付け待ち。

急速充電

街のそのへんにあるCHAdeMO対応。車の左側に急速給電ポートがある。ちなみに普通充電ポートは右側。

50kWのやつで30分やったら13%→75%になった。80%には届かなかった。充電開始してすぐにセル電圧4.1Vに到達して電流下がるので、バッテリーが劣化して急速充電の受け入れ能力も下がっているようだ。
(でも充電器がJFE RAPIDAS-Rという蓄電池併用方式だったので、蓄電池の残量がなくて充電速度が遅かったという可能性もある。RAPIDASアレ前の車の充電終わってからすぐに使うと内蔵蓄電池が前の車に吸われてしまい充電速度が遅くなることあるよね。)

走行→急速充電→ のループを繰り返すとバッテリーが発熱して急速充電が遅くなるらしいので恐ろしくなってる。この車の設計思想に反する使い方という気がしなくもないけど。

9/3追記

この記事のコメントにもあるけど、i-MiEVはエアコンの冷風によるバッテリー冷却があるので、熱による急速充電の速度低下はささいな問題のようだ。
気温37度の炎天下で高速道路200km走り回ったときの温度変化は、走行中は温度上昇、急速充電30分で1~3℃の温度低下がみられた。最高で52℃に到達した。(50℃超えると定電流領域の電流値を少し絞ってる?未確認)
ただ、24時間で急速充電を10回以上繰り返してみたところ、セルバランスが崩れて(V_{max}-V_{min} \le 60 [mV] )充電速度が遅くなる現象に見舞われた。50kW充電器30分で3~4kW程度しか入らんかったぞ。つらい。
リーフだと走行中の風で温度低下/急速充電で温度上昇という温度変化だけど、i-MiEVは逆なんすね。

急速充電は、電力量ではなく使用時間で金額が計算される。しかも充電速度が違っても同じ値段。20kWも50kWも同じ値段。こんなの絶対おかしいよ。
蓄電池式(JFE RAPIDAS-R)だと、充電器内蔵の蓄電池の残量が少ないと充電速度が遅くなる。あと、充電設備運営者がデマンド対策のために電力絞ったりすることがあるらしい。こういうやつは事前に判断する方法がなく、実際に充電するまで分からない。

なので、50kW充電器で、定電流制御から定電圧制御に移行して充電速度がどんどん落ちる直前(うちの車だと充電率40~50%くらい)で打ち切るのがコストパフォーマンスが高い。

三菱充電会員

インターネットで申し込んでから3日くらいでカード届いた。はやい。

一緒に充電スポットが載ってるマップルそっくりの道路地図の本がもらえる。 300ページくらいあるので厚い。道路地図が欲しかったのでちょうどよかった。

電気代

従量電灯Bの30.02円/kWhは高いので、家で充電するより急速充電器使った方が安くなることがある。例えば、8円/分の50kW急速充電で10分くらいで打ち切ると、15~20円/kWhくらいになる。
電気代とかバッテリー劣化とか所要時間を考えると、急速充電で50~75%まで入れて、残りは自宅で普通充電、というのが最善だと判断した。

あとは、ショッピングセンターの認証不要の無料充電スポットとかもある。遠いし行く機会がないしいつも混んでいるので使ったことはない。あとは、最寄りの三菱ディーラーの急速充電が三菱車なら無料だったので、2回ほど使った。

維持費とかそういうの

走行距離あたりの費用とか、維持費はガソリン車よりも大幅に安い。しかし、1ケタ2ケタも違うというレベルでもない。
ガソリン車から電気自動車に変えればコスト95割削減という夢というか偏見を持ってましたが、その期待したほどではなかった。
(深夜電力料金等のkWhあたり1ケタ円くらいの激安電力ならコスト90%減も狙えるとは思う、あるのかどうか知らないけど)
日産ZESP2なら月2000円で乗り放題なんだよなーうらやましいなー

というか任意保険が高すぎるのでそっちをどうにかしてくれ頼むマジで

感想

電気自動車に求めるものは特有の魅力的なドライビングフィールなので、環境性能とかコストとか気にしていない。走行距離当たりの金額とかコスト削減効果みたいな試算は契約のハンコ押してからやった。電気自動車特有のアレは一度乗ると戻れなくなるのですごいね。

航続距離とか不便さを考えるととんでもないポンコツクソ車だが、あの特有の運転感覚のことを考えれば超有能スーパーカーである。

よいところ

  • カッコイイ
  • めずらしい
  • 外見が奇妙
  • オレンジ色が良い
  • やたら目立つ車なので広い駐車場でもすぐに見つかる
  • 加速がメチャクチャ良い
  • よく走る
  • 音が本当にカッコいい。最高の音がする。本当に良い
  • 80km/h以上で加速してる時のモーター音がマジで最高
  • 乗り心地が良い
  • LEDヘッドライト、自動点灯機能あり
  • 停車して数時間エアコンつけっぱなしでも罪悪感がない

わるいところ

  • シートの座り心地がなんか悪い
  • ハンドルの高さ調整がなくて腹立つ
  • 運転時の姿勢がうまく決まらず、なんか違和感がある
  • 充電中にエアコン/暖房使えない
  • 航続距離が厳しい
  • 回生ブレーキがヌルい。もっと積極的に使ってほしい。日産のワンペダルドライブが大好きなので(後期リビジョンでは改善したらしい)
  • 0~40km/hくらいの加速がモッサリしている。低速域で意図的に出力下げてると思う
  • クリープ現象ウザい。いらない
  • 内装が値段相応感ある
  • 深夜電力が使えない環境だとコストパフォーマンスが燃費良いガソリン車とあんまり変わらない気がする 計算したらそれでも電気の方が安かった
  • 俺の環境だと、コスト削減効果が電気自動車の不便さと引き換えに得るにしては少ない気がするんだよな
  • バッテリー交換がクッソ高額、中古車1台より高い
  • やたら目立つ車なので行動がバレる。知り合いに「土曜日そこのレストラン行ってた?」とか言われる
  • 外見が奇妙

シートがひどいと書いたが、80km走行毎に30分休憩が強制的に発生するのでそこまで大した問題でもない気がしてきた。🤔

9/3追記
いくら80km毎に休憩が入るとはいえ、これで旅行とかするとケツ痛いので、厚い座布団引いたらシートはかなり良くなった。

おわりに

似たような金額の中古リーフのほうがよかった感はあるよね。でもリーフは中古市場にいくらでも出回ってて、買いたいときにいつでも買えるから今買う必要ない気がした。この色のi-MiEVはこのチャンス逃したら二度と買う機会なかっただろう。珍しいことは良いことだ。

テスラかリーフe+が欲しい。リーフZE1 (40kWh)は運転する機会がたまにありますが、リーフはかなり良い車だと思います。オススメ。高くて買えないけど。プロパイロットはかなり良かった。テスラは乗ったことないから知らんけど、かなり良い車なんでしょうたぶん。リーフZE0は乗ったことないので知らん。

ワイは最初に乗った電気自動車がリーフZE1だったので、「ウッワ電気車ってメッチャやべーな、すげーな、素晴らしいね」という第一印象を持てて、多少は電気自動車特有の欠点とかわかったうえでi-MiEV買ったけど、最初の電気自動車がi-MiEVだったら、「ウッワ電気自動車最悪やんけ二度と乗らん」となることがないとは言い切れないよね。

気楽に旅行いけて、高速道路とかもどんどんつかえるだけの航続距離走れる電気自動車が安くなってくれると嬉しい。

トラブル

給電ポートが開かなくなった

給電ポートのフタ(リッド)が、車内のレバー引いても開かなくなった。フタを開ける板バネが壊れた。三菱ディーラーで部品注文した。値段は1個162円だったかな。

バンパーがぐらつく

バンパーを固定してるプラスチックのピンが1個とれて無くなっていた。雑に安い互換の固定ピン買って取り付け。

軽率に電気自動車を買った (三菱 i-MiEV)” への1件のフィードバック

  1. 初めまして、僕もヤフオクでくたくたバッテリーのベースグレードを買って2年経ちます。

    保証で新品のLEV50Nへ交換してもらえたので走行距離は8万キロ超えましたがまだまだ元気です。

    >走行→急速充電→ のループを繰り返すとバッテリーが発熱して急速充電が遅くなるらしい
    コレはバッテリー冷却装置の無いリーフだけの話。i-MiEVはバッテリー冷却してるのでそんなに高温にはならないです。

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