BOINC(Rosetta@home,WCG)とFolding@homeを回しているPCのCPUクロックを下げて、電力消費量を下げようと考えた。

CPU使用率100%フル負荷のRyzen 5 3600の最高動作クロックの設定を変えながら消費電力がどう変化するのかを調べ、グラフを作った。
処理速度は動作クロックに比例するという前提を置けば、動作クロックが3.0GHz~3.2GHzの範囲が最も電力効率が良いと考えられる。2.8~3.5GHzの範囲で設定するのが良いと思います。
Windowsの場合は、電源オプションの「最大のプロセッサの状態」を、クロック3.1GHzに相当する87%に設定するのが最も電力効率が良い。私は性能をあんまり落としたくなかったのでクロック3.45GHzに相当する97%に設定した。
3.1GHzと自動OC有効時の3.9GHzを比較すると、 クロックを3割上げるために1.8倍の電力を使っていることになる。戦闘機のアフターバーナーかよ。

パフォーマンス設定[%] | CPUクロック[MHz] | CPU消費電力[W] |
0 | 2200 | 36.267 |
50 | 2200 | 36.267 |
60 | 2200 | 36.327 |
70 | 2500 | 37.801 |
80 | 2850 | 41.022 |
85 | 3025 | 41.08 |
87 | 3100 | 41.247 |
90 | 3200 | 44.198 |
93 | 3325 | 45.217 |
95 | 3375 | 47.096 |
97 | 3450 | 48.654 |
100 | 3600 | 56.638 |
自動OC有効 | 3925 | 74.353 |
