カローラスポーツに純正HUDを後付け [取付編]

カローラスポーツHUD後付けシリーズ
  1. 動作確認編
  2. 配線編
  3. 取付編
取付作業は失敗の連続で、中身はボロボロになっています。 恥ずかしいので作業中の写真はありません。
みんなは上手く成し遂げてね!!!!
10月くらい完成していたのに、記事を書くのがこんなに遅くなったのは、失敗だらけでボロボロになったのがショックで立ち直れなかったからです。
みなさんはうまくやってください。俺みたいになるな。

取付しましょうね~

構造

HUDユニットは、本体・カバー・グレアトラップの3つに分解できる。グレアトラップというのは、内部にホコリが入るのを防ぐ透明のプラスチック板ですね。

HUDユニット 構造
カローラ HUDユニットの中身

分解と切断

HUDユニットをダッシュボードに取り付けようとしても、窓ガラスと干渉してしまい、入らない。なので、正しい手段での取付は、ダッシュボードの全分解が必要となる。
しかし俺は楽をするためには何でもやる人間、ダッシュボード全分解なんて面倒なことはやりたくない。なので考えた。

分解して小さくすればバラさずに取付できるんじゃね?

というわけで、HUDユニットを分解して小さくすることで、ダッシュボード完全分解なしに簡単に取り付けできる方法を発見した。

  1. HUDユニットの本体とカバーを分離する
  2. カバーを2分割する
  3. 取付の際に干渉する突起物などを切除する
  4. 本体をダッシュボードに取り付ける
  5. 2分割したカバーを取り付ける

内部の鏡は固定されていないので、分解すると取れます。気を付けてね。
俺はこのせいで鏡を落として割った。 割っちゃっても、アクリルミラーを同じ大きさに切って使えば、たぶん大丈夫です。

HUDユニットを分解し、カバーを2分割する

固定

HUD無グレードだと、固定するための金具がない。なので、金具を自作するとかで固定しなくてはならない。
俺は段ボールを駆使して固定した。 外見がひどいので写真は無い。

パネル穴加工

純正の穴加工済みダッシュボード(55300-12060-C0)を買えばいいんですが、お金ないので、こんな感じにダッシュボードに穴をブチ開けてやります。ひどすぎる。
さすがにこれでは外見が最悪すぎるので、自分の創意工夫でどうにかしましょう。ホームセンターに行けば使えそうなものがいろいろ売ってます。
戻したくなったら新品のパネルを1万円で買い直せばいいんです。
パネルに固定用のネジ穴を開けましたが、結局使わなかったですね。

私は、スエード調の人工皮革を貼ってごまかしました。アルカンターラではないですが、似たようなものです。クラレのクラリーノという生地です。
ちょっと高級感があるので満足です。
うまく貼れずシワになってる部分とかがありますが、気にしてはいけません。失敗もDIYの味です。そう思わないとやってられません。
純正HUDだとダッシュボードに穴が開いててへこんでるんですが、なんか嫌なので、透明なプラ板でふさいでみました。
そしたらプラ板の反射が視界に入って邪魔という問題があることがわかりました。夜に走ると街頭が反射してキラキラ光って邪魔なんですよ。 純正はよく考えられている。

ダッシュボードに穴をブチ開ける
スエード調の人工皮革を貼って穴をごまかす。シワとか細かいところは気にしてはいけない
いい感じになった。細かいところは気にしない。

おまけ

台形補正・湾曲補正

ガンバロー トヨタの サービスGlobal TechStreamのカスタマイズ項目から、HUDの傾き・台形補正・湾曲補正ができます。
初期装備なら補正は不要だと思いますが、DIY後付けだと設計通りの正確な位置に取付できないので、画像が歪みます。
TechStreamで調整することで、歪みが補正されて少し見やすくなります。
実際のところ、像が歪んでても問題なく使用できるし、不都合は無いのですが。

ARコートフィルムによる映り込み軽減

HUDユニットには、透明なカバーが付いています。このカバーは「グレアトラップ」という名前らしいです。
外光が差し込むと、グレアトラップの反射光がフロントガラスに映り込み、かなり見づらい状況になります。

glare(眩惑・まぶしさ)・trap(捕まえる)という通り、外光の映り込みを抑制するための部品らしいのですが、まるで機能していません。たぶん、映り込みが最小となるような角度・曲率になってるとは思うのですが。

グレアトラップを取り外せば、映り込みは改善します。でも、さすがにそれはホコリとか入り込みそうなので避けたいですよね。
というわけで、グレアトラップにARコートフィルムを貼ると大きく改善します。マジでおすすめ。
片面にだけ貼っても十分な効果はありません。グレアトラップを外す必要があるので面倒ですが、グレアトラップの両面に貼りましょう。

グレアトラップは曲面になっているので、1枚で貼るのは無理です。無理に貼って曲げると、しわ・気泡が出てきます。
幅3cm程度で2~3分割するときれいに貼れます。つなぎ目は厳密に合わせなくても、すき間1-2mm程度なら気になりません。

ARコートフィルムは、前回の記事でも紹介したルクリアを使いました。固くて曲面に貼るのは難しいフィルムですが、帯状に分割すれば貼れます。

ARコートフィルムは本当におすすめできます。納車時に純正HUDを付けた人もやったほうがいいです。

フロントガラス

HUD搭載車には、特殊なフロントガラス(くさび形中間膜)が使われており、HUDの画像が2重にブレないようになっているらしい。
後付けだと普通のフロントガラスなので、像が2重にブレて見える。仕方ないね。

HUDユニットに使われる特殊な鏡

HUDユニットには、ホットミラー/コールドミラーのような波長によって光の透過/反射率が変わる特殊な鏡が使われています。
おそらく、可視光線だけを反射させることで、入射する太陽光の強力な赤外線・紫外線を液晶パネルに到達するのを防ぎ、パネルの劣化を防いでいるのだと思います。

HUDユニットには虚像を無限遠に投射するために液晶パネルを焦点とした凹面鏡が入っています。
入射した太陽光は、「虫眼鏡で火起こしする」かのごとく液晶パネルに集光され、紫外線による劣化・赤外線による加熱という過酷な状態に晒されます。
それを軽減する効果を狙っているのだと思います。

HUDユニットのミラー。コールドミラー・ホットミラーのような、光の波長によって透過/反射が変わるコーティングがされている。
背景に描かれた文字が読める・背景に赤い影ができていることから、一部の波長は透過していることがわかる。
作業中に落として割っちゃったのを頑張ってくっつけたので、ヒビが入っている

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