Ryzen 5 3600のクロックを下げる

BOINC(Rosetta@home,WCG)とFolding@homeを回しているPCのCPUクロックを下げて、電力消費量を下げようと考えた。

AMD Ryzen 5 3600の動作クロックに対する電力消費の関係を示すグラフ

CPU使用率100%フル負荷のRyzen 5 3600の最高動作クロックの設定を変えながら消費電力がどう変化するのかを調べ、グラフを作った。

処理速度は動作クロックに比例するという前提を置けば、動作クロックが3.0GHz~3.2GHzの範囲が最も電力効率が良いと考えられる。2.8~3.5GHzの範囲で設定するのが良いと思います。

Windowsの場合は、電源オプションの「最大のプロセッサの状態」を、クロック3.1GHzに相当する87%に設定するのが最も電力効率が良い。私は性能をあんまり落としたくなかったのでクロック3.45GHzに相当する97%に設定した。

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Ryzen 1700Xのサーバーを組んだ

所属している大学の研究室で、仮想環境ホスティング(Hyper-V)のためのサーバーを買うことになりました。話題のAMD Ryzenを使ってみたかったので、Ryzenで構成案を出したところ採用され、めでたくRyzenマシンとなりました。

私の考えるRyzenの最も大きな特徴は「ECCメモリー対応」という点です。サーバーならECCメモリーは必須だよね?

構成

  • AMD Ryzen 7 1700X
  • ASUS Prime X370-Pro
  • RAM 32GB DDR4-ECC
    • CenturyMicro CD16GX2-D4UE2400
  • SSD Crutial 480GB
  • SSD Intel M.2 256GB
  • HDD HGST 4TB x2
  • Seasonic SS-760XP2S
  • Antec P280
  • GeForce GTX770
  • Pioneer BDR209BK/WS
  • Intel GbE DualPort NIC PRO/1000 PT

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4Gbps FibreChannelで高速ストレージ転送

接続に使用した光ファイバー

4Gbps FibreChannel HBA

お前のようなHDDがいるか

はじめに

GbEじゃ遅い!!!10GbEは高い!!!そうだ!!!4Gbps FibreChannelは激安だ!!!これにしよう!!!

というわけで、メモリ64GBのバケモノであるSun Fire T2000を外付けストレージとして使うことで、膨大なメモリ容量をキャッシュとして活用して高速ストレージとして使おうと思った。その結果、そこそこ高速なストレージを作ることに成功した。

仮想マシンのディスクイメージをFibreChannel接続のストレージに置いておく、とかいう使い方をしているが、かなり快適に使用できる。おすすめ。
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SunFire T2000でSolarisからCPU温度を表示する

ZabbixでT2000の温度を監視したかった。
結果が返ってくるまで10秒くらいかかるので注意。Zabbixの場合はServerとAgentの設定ファイルのTimeoutを10以上にする必要がある。

#!/bin/sh

if [ $# -ne 1 ]; then
        prtpicl -v -c temperature-sensor | awk '$0~/Label/ || $0~/:Temp/ {print $2}'| awk '{if(NR%2)ORS=" ";else ORS="\n";print}'
        return 0
fi
prtpicl -v -c temperature-sensor | awk '$0~/Label/ || $0~/:Temp/ {print $2}'| awk '{if(NR%2)ORS=" ";else ORS="\n";print}' | grep "$1" | awk '{print $2}'

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